The 28th MG Day in KARUIZAWA


皆さん待ちに待った「The 28th MG Day in KARUIZAWA」が2012年10月13日(土)、6年ぶりに開催されました。

エントリー車両は何と72台。その数からも皆さんの熱気のほどが伝わってきます!
 その内訳は、Pre-War Classが8台、T-Seriesが8台、Saloonが3台、MGAが6台、MGBが20台、MGCが2台、Midgetが15台、MGFが7台、RV8が3台というものでした。

在日英国大使館の後援、英国MGCC、名古屋MGCC、神戸MGCC、広島MGCC、東北MGCC、九州MGCC、MGOCサッポロ、アルプスMGOC、そしてホテル鹿島ノ森の皆様の御協力を頂いて漕ぎ着けた今回の「MG Day」。

天候にも恵まれ、実に素晴らしい一日となりました!        (Photo & Report by もりこー)



会場の準備

 

今年度から新体制で臨んだMG Dayですので、開催日まで幾度となく打ち合わせを重ね、主要スタッフは何度も軽井沢まで足を運び、ホテル側との折衝や芝生の測量などを行い当日に至ったのですが、何が起こるか判らないのがイベント。
 当日も役割分担や最後の確認など入念に打ち合わせをして、皆さんの到着を待ちました。

 

この横断幕が無いとMG Dayらしさが半減してしまいます(^O^)。ハトメの部分からサビが流れ出し、近くで見ると結構「年輪」を感じるものですが、それも長い歴史の証し?
 ホテルの会場に入るとまず目にする看板も設置され、気分はいよいよ盛り上がってきます!

 

一方、配車係のメンバーは目印となる紐を張り、車両の中心になるピンを等間隔で立てていきます。
 これも入念な「設計図」に基づいて地面に描く図面なのですが、平行などが出ていないと綺麗なラインが描けなくなってしまうので、重要なポイントのひとつです。

 

ホテルの倉庫に6年間眠っていた立看板。エントリーされた方はこの看板を見ながら入場するのですが、まだ若輩者だったウン十年前のボクがギャラリーで訪れたとき、いつかはあの芝生の上に自分のMGを置いてみたいもの、と思ったものでした(^_-)-☆。
 そうこうするうちに気の早い参加者が到着しはじめ、そこここで空白の6年間を埋める談義に花を咲かせ始めます。



そして、受付開始

 

9時半から受付開始です。遠くは札幌から自走されてきた1963年式MGBもいらっしゃいました。
 今回の記念品は、写真のトートバッグ、記念エッチングプレート、そして当日のパンフレットです。トートバッグはジャパンセンターの刺繍ワッペンと刺繍の文字が織り込まれたもので、なかなか高級感のあるもの!(^^)!
 エントリーを終えた方々から、使っちゃうのが勿体ないという好評の声も聞かれていました。

 

 

そして今や遅しと入場を待つクルマクルマクルマ!
 前の晩に泊まられた一般客の方々がチェックアウトされる10時までは芝生に乗り入れる事が出来ないので、ホテル側からのGOサイン待ちです。



いよいよ芝生のステージへ

 

 

 

あるエントラントの方が「入場を待ってる時間ほど高揚する時間はなく、配車係の方から手招きされ、スロープを乗り越えて芝生のステージに入る瞬間は至福の時です!」と仰っていました。
 ボクも初めてMG Dayに参加したとき、全く同じ感慨を味わったものですが、何度経験してもそれはイイ感じ。大袈裟に聞こえるかも知れませんが「SpriteでなくMidgetに乗ってて良かったなあ!」と思ったものです(^^♪。

 

設計図通りに配車も進み、段々とコマも埋まっていきます。大事な皆さんの芝生でもあるのですから、据え切りはしないようにネ(^_-)。



The 28th MG Day in KARUIZAWAの開幕です!


総てのMGが入場し終えた芝生のステージ。
 今年はMGB生誕50周年にあたる年ですので、会場の真ん中にはMGBを据えてみました。
 しかも誕生当初のMGBのイメージカラーだったアイリスブルーを手前に配して、その流麗さを強調するようなレイアウトを組んでみましたが、如何でしょうか?

 

まず戦前車の御紹介から。1930年式のM-typeから1935年式のPBまで、いずれも素晴らしいコンディションのMGたちが8台も集まってくれました。
 きっと皆さんは指折り数えておいでだと思いますが、1930年代と云えば今から80年ほど前に製造されたMG。日本人男性の平均寿命は79.64歳だそうですから、オギャアと生まれてからあの世に召される、それほど前に作られたMGたちが、今でも現役として自走できる状態にある、というのですから素晴らしい事ですネ!

 

こちらは戦後間もなく製造され始めたT-Series。今回は1947年式のTCから1955年式のTFまで揃いました。
 終戦後、主にお金持ち大国アメリカ向けに盛んに輸出されたT-Seriesだけに、カラフルなのもその特徴です。
 戦前車もそうですが、こういったフェンダーのスタイルのクルマを見ると、チャップリンのテケテケ映画のような走りをすると勘違いしてしまいそうですが、さにあらず。MGですから結構ぶっ飛んで行くんですよ!
 手前のTCはジャパンセンターのメンバーのクルマですが、関越道をここに書いては憚れるようなスピードでMGFを追い抜いて行った、という逸話すら残っています!(^^)!
 片や、右は新しいMGFとRV8のグループ。いずれも1990年代に製造されたものですが、新しいからと云って維持するのに楽、とは限りません。
 部品が壊れる頻度は1960年代のクルマとそう変わりません(>_<)。絶滅危惧種とも云われる彼らは部品も高く、むしろMGBやMidgetの方が部品は潤沢にあり安く買えるのですから・・・。
 つまり、MGFやRV8のオーナーたちは、グリルにオクタゴンマークが付いているからこそ維持できているのではないでしょうか?

 

T-Seriesの次に開発されたMGA。1950年代末期から1960年代当初に掛けて製造されました。流麗なるフォルムは新時代を告げるデザインでしたが、中身はT-Seriesとあまり変わらないもの。モノコックボディーになるのは1962年のMGBの誕生まで待たなければなりませんでした。
 そしてヤンチャ娘のイメージたるMidgetの仲間たち。ボクもMGBの他にMidgetも持っていますが、一見同じようなスタイルながら、全く性格の違うお転婆娘。
 大人しい長女タイプのMGBは高速ツーリングが得意ですが、Midgetは小気味良くコーナリングを楽しむのにもってこいのクルマです。
 それゆえでしょうか、走り屋さんタイプのオーナーが多く、オリジナルに拘らずに様々なモディファイを楽しんでいる方が多いようです。

 

そしてエントリー数が20台という大所帯のMGB軍団。何せ今年はメモリアルイヤーですので、気合いの入れ方が違います(^v^)。
 1962年の誕生から1980年の終焉までの間に、何と52万台以上も製造され、ユーノス・ロードスターがその記録を更新するまで、オープンツーシーターの製造台数記録保持車だったMGB。
 それだけに未だに健康な姿で現存する数も多く、パーツも潤沢にある事から、最も維持しやすいMGと云っても過言ではないでしょう。
 参加されていたMGたちも、いずれも素晴らしいコンディションで、「未だ第一線MG」という印象を受けました。

 

会場のそここでは自分の興味ある車種の所へ行き、オーナーの苦労話(別な言い方では自慢話ともいう)に話題が弾む場面が見受けられました。
 このMidgetのオーナーは前回のMG Dayのあと仕上げを開始したのに、MG Dayが開催されなくなっちゃって、お披露目が6年も先になっちゃったヨ、と笑いをとっていました(^O^)。

 

昼間はラフな格好で寛ぐ参加車が多い中で、このブリティッシュ・レーシング・グリーンに彩られたTCのオーナーはコスチュームまでビシッと決めて(^_-)。松下クン、カッコ良かったヨ!(^^)!
 片や人気を振りまいていたプードル嬢。とても人懐っこい性格で、カメラを向けるとチョット斜に構えた格好でこちらを向いてくれました^\^)。

 

今回唯一参加のMGA fhc。ハードトップを被せたMGAではなく、製造当初から屋根付きのクーペ。丸っこい屋根は独特の雰囲気を持っていて、その希少性からもコアーなファンがいらっしゃいます。
 ひょっとしたらこのMG1300が今回一番注目を浴びていたかも・・・。皆さん銘々に昼食も済ませ、もうじき昼の部が終了かな?というタイミングで入場。満場の拍手で迎えられました(^_-)。
 高輪を8時に出発して来られたそうですが、途中で思わぬ事態が次々と起こったそうです(^v^)。
 このADO16は1979年に発行されたネコパブリッシング「心に残る名車・ADO16特集」に掲載された個体で、その女性オーナーはこの1300Mk-2を当時のままの姿で現役の足として乗られているジャパンセンターの会員。その本を知る方々は、あの本に載っていたまんまの姿に見とれていました。



夜のパーティは6時から

 

昼の部を無事終え、皆さんシャワーでスッキリした後は、これまた楽しい夜のパーティです。
 ドレスコードがあり、男性は背広にネクタイ着用、女性はそれに準じた姿で、というものですが、大人の趣味を楽しむには、こういった事も必要なのでは?
 受付でエントリーカードを提出して、会場に入ります。

  

ジャパンセンターの馬島会長の挨拶から始まり、名古屋MGCCの中山氏、神戸MGCCの松岡氏の祝辞へと続きます。

 

そしてジャパンセンターの藤沼会員による乾杯の音頭でパーティーは開幕しました(^v^)。
 昼の部で知り合った新しい友人や、古くからMG Dayだけでしか会えない知り合い、それぞれが輪を作り波乗りするようにまた別の輪に溶け込んで乾杯。
 ビシッと着込んだ皆さんは昼間のラフな格好と印象が全く異なるので、ボクは話したいと思っていたMGBの方と結局巡り会う事が出来ませんでした(^^ゞ。

 

ホテルオークラ系の軽井沢の一流ホテルだけあって料理は一級。バイキング式のディナーですが、次々と現れる品々にカロリーオフを気にしているゆとりなど吹っ飛んでしまいます(^v^)。

 

前にも書きましたが、今年はMGBの生誕50周年にあたる年ですので、バースデーケーキも用意しました!(^^)!
 ケーキが静々と引き出されてきたときにはどよめきが起こり、カメラをお持ちの皆さんは盛んにフラッシュを焚き、その熱気で生クリームもトロけてしまいそう(^O^)。

 

MGBの女性オーナーの手によってケーキカットがされ、そのあとコックさんによって綺麗にカットされたものが皆さんのお手元に。
 ここだけの話ですが、あまりの美味しさにボクは2回並んでしまいました(^^♪。

 

英国MGCCからのお祝いビデオが披露され、御協力を頂いた各クラブからのプレゼントのあと、ジャパンセンター賞の御紹介です。

  

今回は参加者による投票で、3つの賞が選ばれました。その3つとは「楽しさを感じるMG」「ユニークさを感じるMG」そして「MGらしさを一番感じるMG」。
 「楽しさ」には1971年式Midget Mk-Wで参加された本岡さん、「ユニーク」にはやはり1974年式Midgetで参加された堀さん(受賞者は代理の息子さん)、そして「MGらしさ」には1934年式K-3 magnetteで参加の藤沼会員が選ばれました(受賞者は代理の方です)

 

今回のMG Dayのチーフ・山中会員からの閉会の挨拶があり、楽しくも早かった一日が終わりました。
 三々五々部屋に引き上げられる皆さんのお顔は、どなたも楽しそうで、或る方は二次会をお部屋でするのでしょうか、部屋番号を確認しあったり、或る方は固く握手をして、またの再会を誓い合っている風景も見受けられました。


そしてジャパンセンターのメンバーで記念撮影。6年間ブランクがあり、今回の開催には様々な苦労がありましたが、参加者の皆さんに喜んで頂けたようで、皆の晴れ晴れとした笑顔も充実感を味わっているかのよう。
 この充実感があるからこそ、今までやってこれたような気がします!(^^)!



 

一夜明けて寂しくなった芝生の上・・・。ボクはここから100分程度の距離なので、慌てる必要はありません(^_-)。ようやく横断幕の前に愛車を移動して、ワイフと共に記念写真を(^_-)-☆。
 心地よい疲労感とともにワイフのお供でパン屋さんに寄ったり、佐久から麦草峠を越えて諏訪に抜けたりしながら家に帰りました。

早くも気の早い方々からは「ぜひ来年も!」という声が聞かれましたが、来年は創立50周年にあたる年ですので祝賀行事を予定しているため、MG Dayも開催出来るかどうかは未定。
 でもまた今回のような、終わってからの酒が旨いイベントはしたいものですネ(^^♪。