講演会「話題の最新モデルと自動運転」

日 時: 2020年2月23日(日曜日) 10:00~
会 場: 国際文化会館

 さる2月23日に国際文化会館セミナー室において、昨年に引き続き、多岐にわたって情報を発信している自動車ジャーナリスト、内田俊一氏を迎えて「話題の最新モデルと自動運転」のテーマで講演会を行いました。

 まずは昨年発表されて注目されたMAZDA3について、そのデザインの元になったデザインスタディである「VISIONクーペ」を引き合いに、そのフィロソフィーである「魂動デザイン」についての考え方をデザイナーが語るビデオととともに紹介されました。

またもう一つの注目点である「SKYACTIV-X」エンジンについての革新的な特徴、さらにはジャーナリストの視点から、完成車として実際に長期試乗してみた実感,およびこれからの展望について歯に衣を着せない率直な話がありました。

 次は近年自動車界で大きな注目を集めている自動運転技術についての話でした。 自動運転技術については、米国自動車技術者協会(SAE)が「自動運転化レベル」としてレベル0~レベル5までの6段階に区分しており、レベル5では制限なく全ての運転操作が自動化されるとしています。

数年前まで欧州トップメーカーからは近いうちにレベル5の自動運転が実現されるだろうという話を聞くことがあったそうですが、昨年くらいからは全く聞かなくなってきたとのことです。

つまりクルマは現在のカメラやレーダー等を駆使してもクルマ自身は多種多様な運転状況を全て感知しきれず、状況に対応したクルマの運転操作ができない、実際にはAIを使ってのいくつかのパターンからの判断でのドライバーの運転支援をすることが現実的なレベルではないかとのことでした。

そういう意味で今一番優れているとされる日産の運転支援技術「プロパイロット2」の紹介がありました。  さらにはドライバーを介さない「自動運転」そのものの必要性についても話があり、参加者にとって「クルマ」や「運転」について色々と考えさせられる良い機会となりました。
 今ではクルマについての情報は雑誌やインターネットで数多く得られますが、今回の話もそれらでは知り得ない興味深い沢山の話を聞くことができる貴重なセミナーでした。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

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